貴船神社
貴船神社(きふねじんじゃ)について
御祭神
高龗神(たかおかみのかみ)
由緒
創建年代は不詳ですが、伝説によると神武天皇の皇母にあたる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄船(きふね)に乗って大阪湾から淀川、鴨川を遡り、現在の奥宮の地に至り、水神を祀ったのが創建です。
永承元年(1046年)7月の水害で奥宮が被災、天喜3年(1055年)4月に現在の地に本社を移築しました。
古くは「貴布禰」、「黄船」、「木船」、「木生嶺」、「氣生根」などの表記が見られましたが、明治4年(1871年)以降「貴船」の表記で統一されました。
平安時代の女流歌人・和泉式部が参詣し、心変わりした夫との復縁祈願が成就したことから、縁結びの神としても篤い信仰を集めています。
(『貴船神社のパンフレット』、『貴船神社内の説明文』より参照)
貴船神社の写真
(撮影日:2018年11月14日)
本宮参道
絵馬発祥の社
古来、雨乞の社として名高い貴船神社には、畏くも歴代天皇様より、旱天には黒馬・霖雨には白馬または赤馬をその都度献げて御祈願される例になっていました。
しかし、時には生馬に換えて『板立馬』を奉納したと、平安時代の文献である『類聚符宣抄』は伝えています。
この『板立馬』が今日の絵馬の原形と言われています。
本殿
水占みくじ
おみくじを水に浮かべると文字が浮かび上がってきます。
思ひ川
以前は奥宮が本社で、参拝者はこの谷川で身を清めてから参拝しました。
この谷は禊の川、物忌(ものいみ)の川でした。
和泉式部もここで身を清めて恋の成就を祈りました。
禊の川だった「おものいみ川」が、和泉式部の恋の話と重なり、いつの頃からか「思ひ川」と呼ばれるようになりました。
思ひ川から奥宮までも灯篭が並んでいます。
奥宮
連理の杉(御神木)
連理とは別々の木が重なって一つになる意味で、夫婦、男女の仲睦まじいことを言います。
この神木は杉と楓が結合したもので、非常に珍しいものです。
御船形石
この船形の石積みは玉依姫御料の黄船を人目を忌みて小石で覆ったと伝わっています。
航海する時、この小石を戴き携帯すれば海上安全を言われています。
奥宮 拝殿
奥宮 本殿
貴船神社の御朱印
奥宮の御朱印は書き置きです。