宝筐院
宝筐院(ほうきょういん)について
御本尊:十一面千手観世音菩薩
宗旨:臨済宗
山号:善入山
由緒
平安時代に白河天皇(1053~1129年)により建てられ、善入寺と名づけられました。
南北朝時代になり夢窓(むそう)国師の高弟の黙庵周諭(もくあんしゅうゆ)禅師が入寺し、室町幕府の二代将軍足利義詮(あしかがよしあきら)の保護を得て伽藍が整備され、これ以降は臨済宗の寺となりました。
貞治6年(1367年)、義詮が没すると善入寺はその菩提寺となり、義詮の院号に因み寺名は宝筐院と改められました。
足利幕府歴代の保護もあって寺も隆盛でしたが、応仁の乱以降は経済的に困窮し次第に衰退しました。
明治の初めには廃寺となりましたが、大正6年(1917年)楠木正行の菩提を弔う寺として宝筐院が再興されました。
(『宝筐院のパンフレット』より参照)
宝筐院の写真
(撮影日:2019年11月27日)
紅葉は例年11月中旬から12月上旬に見頃を迎えます。
参道の両側に見頃となったもみじが広がっています。
白砂ともみじも綺麗です。
本堂
本堂からの紅葉
宝筐院の御朱印
宝筐院の所在地
〒616-8124 京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1